秋と言えば長崎。

長崎と言えば釣り。

とはいえ、私が住む佐賀の内陸部からは平戸方面の方が近い立地なので年を通して98%は平戸・玄海方面への釣りが多い。

年に一回くらいドライブとグルメを兼ねて手付かずの長崎方面を回遊するのが楽しみだったりします。

平戸と長崎、同じ県内でも対極の南北の位置関係にあり、釣れる魚種が違って面白い一面があります。

平戸の方では太刀魚はなかなか見かけないのですが、長崎にいけばオカッパリから狙らえるポピュラーなお魚です。ミナミハタンポも平戸の方では見かけないので価値があります。

秋くらいになると、ふと思い立ったかのように長崎回遊ツアーにプラっと旅立つ私。

それがこの記事を書いている昨日のことでした。
インスタで見つけた白木峰のコスモス畑のついでに釣り
諫早市街の山の上に雲仙普賢岳と諫早湾干拓、近年バスで盛り上がりを見せた本明川を一望出来る有名なインスタスポットの白木峰があります。

山の斜面一面に咲き誇るコスモスがめっちゃ綺麗だったので、週末は愛犬しんのすけ君とお散歩しながら散策しようと休日の計画を立てて長崎・島原ルートの回遊が決定

コスモスもだけど、諫早市は「タックルベリーさん」に「かめやさん」・「ポイントさん」と釣り具屋さんの密集地帯。コスモス・釣具屋さん・時間があれば釣りの欲張り3本立て

コスモスが思いのほか綺麗で長い時間居座って、更にタックルさんを出たのが14時頃。ショアジギロッドを買うか買わないかで迷ってしまったが無事お持ちかえり。

日没が17:30くらいなので移動時間を差し引いても2時間あるかないかの釣行時間。

目指すは名も知らない岬。前回こちらを回遊した時に地元の方から教えて頂いたポイント。

未開の地 島原半島をライトソルトで一周してみた。

諫早の環状線の渋滞を甘くみていて思うように先に進まない。大村・諫早の渋滞半端ない。

期待出来そうな一級岬まで海岸線が続く。風が西の方から強くあたり良い感じ。

平戸は北や北東がいいが、長崎は北・西・南と東風意外は割かしベイトを寄せてくれる風になるようだ。

車窓から海を眺めると白波ザブザブ

よーくみるとまばらに鳥がハッチしている。

自販機がある数少ない駐車ポイントに差し掛かったときに、窓越しから鳥がどんどん集結している様子が見えたので、岬に行くのも時間的に厳しいのでちょっと寄り道していくことにしようと迷わずクルマを停めた。

各方面から鳥達が集まってきて、どんどん鳥山が大きくなっていく。
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鳥山が遠いのでタックルを準備しながら接岸するタイミングを待つ。

ライトな8.6ftのMLクラスのシーバスロッドにオーバースペックな60gのジグをセット。

見た感じヤズ(ハマチ)の群れっぽい水飛沫が上がる。推定5~6㎏はありそうな群れ。

運が良ければヒラスかも。

渾身のフルキャストも50m手前で届かず、群れは縦横無尽に走り回る。

青物と思われる群れを追ってゴロタ場を急ぎ足で進む。
鳥山が私を呼んだのか?負傷した海鳥が岩陰で怯えていた
張り出した大きめの岩の上からキャストしようとやる気モード絶頂のその時

岩陰に白い影が見えた。

海鳥が休んで居るのだろうと思っていたが逃げない。

正確に言えば、逃げれない状態だった。
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どうしたんだ?骨折でもしたのか?と近寄ると、ラインが絡まっている。

ラインのエンドにあるサルカンは岩の隙間にガッツリ挟まっていて360度回っても鳥の力では外れなかったであろう。

ラインを解いてあげようと鳥を捕まえると首にラインが回っているし血が滲んでいる。

よく見ると釣り針が2本、羽と顔に。
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私も石鯛針が手に刺さった経験があるのでその痛さは今でもフラッシュバックしてくるレベルの痛さ。

焼けるように熱くなり、痛さで麻痺してくる。

この鳥さんはそれが2か所も。

さぞかし痛いだろう。

幸いにも2本とも釣り針の先端が見えていたので、あとはバーブ(カエシ)を潰すだけ。

だが、痛さのあまりか暴れてくちばしで攻撃してくる。

鳥さんをニーグリップして身体を固定して左手でロック

でも、針が刺さった痛みを考えるとほっとく訳にいかない。

顔の方から釣り針を外す。

顔の針が外れたら動きが素早くなって更に暴れまくる。

暴れる海鳥さんには可哀相だが、針を抜いてあげないことには生存も危うくなりかねない。

相手は海鳥、不慣れな手先ながらも針の除去が完了。
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格闘すること30分ほど。

何回くちばしで突かれたことか。

2本目の釣り針が抜けると、スルリと手元から抜け出し岩の上に。

一瞬ではあったがこっちを見て、弱々しくではあるが仲間の元に飛び立っていたった。
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このような事態に陥った理由は分かりませんが、釣り針と釣り糸によって罪がない海鳥が負傷した事実は曲げられないのです。

釣り糸や釣り針を安易に捨てていませんか?

知らないところで動物達が涙を流しているかもしれません。