5月の中旬にトラウトフィッシングを初めて早や1か月が経とうとしております。

情報を遮断して、我流でネイティブトラウトにかじり付いたまではいいのですが、小さな謎魚(あとでアブラハヤと判明)だけが遊んでくれるお先真っ暗な展開が続いております。
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この小さなアブラハヤさん、集団で猛烈チェイスしてきてくれるので大好きな魚です。

ヒットルアーは「シルバークリークミノー44S」、このミノーを投げた時だけ岩陰からすっとんでくる魚を結構数確認しました。なんでかは分からないですが、このミノー凄いです。

他の渓流ミノーが1500円が相場のなかで900円とリーズナブルなのが更に嬉しい。一回使うとレスポンス抜群で癖になります。

今のところ、放流の遊漁料エリアも含めて5カ所ほど開拓しました。

ワイはネイティブのヤマメを絶対釣るんや~!とイキっていたんですが、あまりにも天然のヤマメが釣れないので1か月で心が折れて、すんなりと遊漁料を払って放流ヤマメをちゃっかりと狙って来ました。

※今後は渓流ヤマメが九州でも爆発的に流行りそうなので、放流型のフィールドといえ場所は控えますのでご了承ください。ヒント:北部九州でヤマメを放流されている河川

天然フィールドを訳も分からず駆け巡ってからの放流ヤマメフィールドを体験。

遊漁券を販売されておられる管理者さんによると、今年は鵜の影響か、さっぱり釣れていないとの情報。

ポツリポツリと放流ヤマメは釣れてはいるらしい。

いや、天然物のヤマメなんか姿かたち見かけないので、少なからずヤマメが居るだけでも、釣れる可能性は1000倍に匹敵します。

私からすると桃源郷のような素敵なフィールドに見えます。

放流なので県からの助成金も出て、約600匹+αを放流されるんだとか。

600匹もヤマメが放たれるのなら超絶初心者の私でも、事故で釣れるやも知れぬと期待だけを膨らませて日券500円のお試しコースを納付して、いざ入山。

上流の険しいコースと、中流域の穏やかコース
5月とは言え、コロナで街の人混みを避け涼を求めて河川ではキャンパーや泳いで遊んでいる元気なキッズで沢は大盛況。

なので、中流域は比較的にアクセスがし易いので釣り以外のお客さんが多めでした。

中流を攻めてから上流の美味しいエリアを攻めるのがセオリーなのですが、今回は特例で一気に上流から攻めると言う暴挙。

放流ヤマメのイメージでは、直ぐ釣れて痩せているイメージなのですが、ここのフィールドはヤバい。

放流とは言え上流はガチの渓流。

入渓もガチwマムシが居そうな藪を進んで入渓しないとイケなかったので、毒蛇の恐怖に怯えながら恐る恐る入渓しました。
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しかもほぼスマホ電波が圏外。GoogleMapで現在地を確認しようにも電波がなくて現在地が調べられず。

案内板の地図を写メっておくと圏外で電波を失ったときに凄く役に立ちます。

放流フィールドとはいえ、なかなかのスケール感があるフィールドです。

沢の隣には、管理用の道路や獣道があったりして帰りはマッハで下山が出来るのが嬉しい。

管理者さんは滝つぼが超絶スイートスポットだよ。と教えて頂きましたが、滝の数はそんなに多くはないので滝つぼだけを攻めると一瞬で終了しそうな勢いだったので、手あたり次第ヤマメが潜んでいそうなところを打ちまくってみた。
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放流フィールドと言わなければ、完全にネイティブ狙いのフィールドと遜色がない素敵なロケーションでした。

もののけ姫のカオナシが出て来そうな静寂な上流域のフィールドを貸切で1日500円で遊び尽くすのはストレスフルな現代では、至極の幸せを感じましたね。

深呼吸すると、なにか色んなものがスーっと抜けていく気持ちよさ。

海の潮風とはまた違う自然の浄化作用で心身ともに完全リラクゼーション!まじで気持ちいです。

景色の写真ばかりを並べたのはお魚さんの写真がないから。

言い訳を書きますと、何回もヤマメのアタックはありました。

放流魚のイメージとは程遠いムチムチで筋肉質なマッチョなヤマメが凄まじいスピードでミノーを何回もアタック。

ですが、私のとんちんかんなタックルバランスが幸いして1回も乗らなかったのですw

ナイロン3lbを巻いていたので全部乗らない悲劇w

放流フィールドは経験を積むには最高のフィールドです。
ヤマメが居ると分かったフィールドでは、アタックしてきたらヤマメと判断出来るのでタックルバランスをみたり、ミノーのトレースコースやどんなアクションで反応を見るには最高の場所です。

普段、ヤマメが居るか居ないか分からないところで釣りをしていますので、ミノーのアクションやトレースコース自体が間違っている可能性を懸念しておりました。

ですが、今回の放流フィールドで学んだことや再確認できたことが沢山ありました。

  1. 下手くそな連続トゥイッチでもちゃんとアタックしてきた。
  2. ダウンクロスでも案外反応する
  3. 岩陰を通すとチェイスが多くなる
  4. 沈み岩や瀬の上でアタックを仕掛けてくる
  5. 小場所の方が活性がたかいヤマメが居る
  6. ナイロン3lbではフッキングが決まらない
とにかく、天然のヤマメフィールドを手さぐり状態で掛けだしの私が、天然フィールドでこれだけの情報を得ようとすると数か月から1年以上は掛かります。

ですが、時には矜持を取っ払ってしまうのも悪くないですね。

その甲斐もあって一気にレベルアップ出来ました。

運が良いのか悪いのか、初ヤマメはネイティブヤマメで飾る夢は保てました。

それにしても一日500円でこんな素敵な環境で遊べるのは贅沢ですね。

北部九州エリアでヤマメのルアーフィッシングを初められる方は、まずヤマメが放流されている河川からはじめられるのが渓流を手軽に楽しめる秘訣です。

私がもう少し経験を積んで色々とご紹介出来るレベルになったらもっと情報を流していきたいと思います。
2021/05/05 画像サイズ変更