秋シーズンになるとSNSでは、長崎県、北西部にある平戸へ遠征に行ってきます投稿で賑わいます。

いらっしゃいませロマンの島、平戸へ!

本土から赤い橋を渡りますと平戸島の本島になります。
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北西奥には生月島があり、青い橋を渡ると平戸市・生月島です。
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平戸は観光地としてH29年/98億円の活況にあり宿泊施設数はなんと、平戸市内に303軒にのぼります。

ですが、大型連休は観光客がドッとお越しになりますのでホテルの予約は事前に済まされておかれると良いでしょう。

また、隣接する松浦市や伊万里市は火力発電所関連の業者さんでホテルが埋まることもザラなので周辺の街も混雑状態となっております。

平戸島にはホームセンター、ドラッグストア、コンビニが数は少ないですが点在します。ほっともっともあります。2019年に地元では人気の釣具屋さんが店じまいされましたので、ルアーや小物の供給が不便になりました。

平戸って何が釣れるの?

おかっぱりでは、アジ、キス、アオリイカ、コウイカ、真鯛、チヌ、シーバス、平鱸、黒ムツ、メバル、ヤズ、ヒラス、ネリゴ、クロマグロ(事故で釣れる)、鰹(夏場)、アラカブ(カサゴ)、キジハタ、アカハタ、マゴチ、アラ(クエ)、シイラ、稀にカジキや太刀魚等々

船からだと、イサキ・ヒラマサ・ブリ・アラ、ヒラメ、真夏は鰹、ヤリイカ等々、挙げたらきりがない位にまさに美味しい魚三昧。

鹿児島や相模湾も凄いですが、平戸も国内屈指のお魚天国です。

平戸の釣り場の種類

平戸は主に、堤防か地磯または磯からの釣りになります。瀬渡し業者さんも多く4000円程度で瀬渡しして頂ける釣り場もございます。聖地の五島方面15000円位~も大物狙いでおススメの釣り場です。

釣り場のタイプ
  • 堤防
  • 地磯
  • 沖磯
  • ゴロタ場
  • テトラ帯
  • 河川(とても小さな小川しかない)
  • 島間の急流
地質
  • ゴロタ
  • 砂地
  • 岩礁
  • ゴロタ+藻
  • 一部の湾奥で潟
地形
  • ゴロタのシャローフラット+沖にカケアガリ
  • 地磯で足元からドン深
  • 堤防際で水深10m~、沖までフラットが続く←堤防はこのパターンが多し
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平戸地磯の風景、ドン深か遠浅のシャローを絡んで掛け上がりの2タイプ

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ゴロタエリアも多く青物・シーバスが釣れることも多い。根掛かるため人が少なく狙い目

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平戸島北側の面の地磯はドン深が多い。北系の風で荒れたら「バカ波」と言われる大変危険な巨大波が周期的にやってくる。バカ波により時折水難事故も起きており、仕掛けが手前に引っ掛かったからと潮が下がったタイミングで取りに行かない事。


冬場は大型船が港内に多数停泊しており、博多の中州に負けじと明るい港内となります。各港内では船員さんの作業の邪魔とならないように駐車や釣り座に気を配りたいものです。

おかっぱりタックル編~ちゃぶけんの独断チョイスw

青物(ヒラス・ヤズ・シイラ・たまにカツオ)…
ロッド:9.4ft~10.6ft程度のXX~XXX(HH~HHH)
リール:ツインパワーSW・ステラSWの8000番以上。出来れば14000・18000位がベスト。ソルティガは5000H以上、最低でも4500は欲しい
 ライン:PE4号以上、推奨はPE5号かPE6号。リーダー100℔以上 ※堤防シイラは地元のローカルルールでPE4号以上を推奨してあります。
ルアー:100g前後のダイペン・ポッパー・水平フォールジグ

 
小さな青物・ヒラスズキ・ショアレッド
ロッド:9.6ftのHクラス
リール:シマノリールでC5000XG~SWシリーズの6000HG
ライン:PE1.5号~2号程度、リーダーはフロロ7号~12号
(ヤズ・ネリゴ)も多いので…9.6ftのHクラスでスーパーライトジギング
ルアー:80gくらいのライトなジグ、TDソルトペンシル・ミノー・クルクル・シンペン

シーバス・チヌ・根魚
ロッド:9.6ftのMクラス
リール:シマノリールで4000H
ライン:秋はPE1.0号以上、他はPE0.8号
ルアー:遠投が効くバイブ(レンジバイブ等)をメインに、120~140㎜のロングミノー(デイゲームもナイトゲームも)
ワームはお助けアイテム。グラスミノーMがあればなんでも釣れます。JHは7g以上は欲しい

エギング
ロッド:8ft前後のMクラス、9ftクラスもあり。
リール:シマノリールでC3000程度
ライン:PE0.8~1.0号、リーダーはフロロ4号か5号。根が粗く根ズレするのでフロロ3号では心細いです。
エギ:年中3.5号、保険で3号エギ、ディープタイプをメインにシャロータイプを数本あればOK

アジング・メバリング
ロッド:5ft~9ft
リール:シマノリールでC2000HG・C3000HG(キャロ用)
ライン:フロロ2~3号・PE0.3号(外道でシーバス・夜の平スズキ、ムツ等が良く釣れるためラインは太めにしておく)
ルアー:ジグ単0.5g~5.0g ワームはストレートのピンテールがあればOK、他にキャロの7gくらいまで装備
プラグでも釣れる時は釣れます。

タックルは他の地域の感覚よりワンランクもしくはツーランク強いタックルで挑んで頂ければと思います。手に負えないモンスターが潜んでいます。ヒラスも4kgでヒラゴ扱いです。

キャンプ場も多い平戸地区。ソロキャンプも楽しめます

半本キャンプ場、御崎野営場、中瀬草原キャンプ場、大賀キャンプ場といったリーズナブルなキャンプ場もありますので、宿泊施設以外の楽しみ方も良い思い出づくりとなりそうです。

キャンプ道具が揃っていない私ですが、ある程度揃ったら生月島の御崎野営場に行ってみたいという願望があります。





まとめ

近年は定置網の数も少なって来ている影響なのか定かではありませんが、青物の回遊が非常に増えて来ております。

エギングでは大手釣具メーカーの平戸島特集も組まれることも多く長崎を代表する釣り場となっております。

ジギング発祥の地としても名高く、ジギングテクニックの最先端を行く地としても非常に興味深い平戸島。

ショアジギングもヒラマサやブリを筆頭に、秋はトビウオを追って来たシイラやカジキが堤防から釣れたりと特色豊な釣り場環境が存在します。

その反面、釣り人と地元住民の方や漁業者側とのトラブルも多く釣り禁止エリアも近年増えて来ました。

外国人客のインバウンド観光産業と、海に囲まれた平戸市と釣り人のウィンウィンの良好な関係がこれからもずっと続いていけるように、釣り人側のマナーがより一層重要なフェーズであることは間違いないように感じられます。

先日は地磯から6㎏ちょいのヒラマサ(長崎ではヒラスと呼ぶ)・130㎝はあろう雄のシイラが釣れました。ヒラスとシイラのチェイスとバイトが沢山ありましたが無事に揚げたのはこの2本だけ。
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8月も過ぎて、台風の影響で北東風が強く吹き始めたら平戸島が目覚め始める合図です。北風で荒れる天気も多くなりますが、きっと思い出に残る釣行になりますよう願っております。

参考資料:平戸市 観光統計
https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kurashi/gyosei/toukei/kanko/files/29toukei.pdf

平戸市 HIRADO観光情報
https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kurashi/gyosei/city/facilities/fct07.html

2021/05/05 画像サイズ変更