今年の春は土日になると海が決まって荒れてます。


その影響で鯛ラバ&春政ジギングが2回連続中止になりました。もう春政も鯛も一息つきそう。大海原でジグシャクリたいと切に思う日々が続いております。


今年は海が荒れたら観光地巡りにハマってまして、桜やつつじ、フジの花を観て回ってましたので、インスタ投稿がお魚じゃなくてキレイなお花ばかりになってます。


中年オヤジがそんなメルヘンチックな投稿を載せても誰もイイね押さねー的な典型を身をもって実践しておりますw


しかし、そんな的外れな週末を過ごしていたのですが意外なところで運命的な出会いがありました。


長崎・大村市の立派なつつじ園を観に行ったら何故かそこに刃物屋さんの出店ブースが。。。


庭園一面に広がるつつじとインスタ女子がメインのキラキラフワフワした会場にまさかの包丁!?しかも出刃包丁


包丁が私を引き付けるために刃がギラギラに光輝いておりました。


カラスと一緒で「おやっ?なんだあれは?」と光物に惹きつけられて、あまりのミスマッチでギャップすぎる包丁に心奪われていたのですが今思えば園芸用の剪定ばさみも有ったような気もする。ハサミのついでに包丁が置いてあったんだなと今頃気付くw


店員さんに見事な包丁ですねとお話を伺い展示品の包丁を拝見していると、私はとんでもないあることに気付いた。


出刃包丁の刃が見たことがない分厚さ。


市販で売ってあるのと比較にならない本気度が高すぎる出刃包丁。


ステンレスの万能包丁5本分?いや7本分は優にあろうか。江戸時代の人が黒船到来時に匹敵するインパクトでした。


ゴッツイ骨も気にせずにスッパスパにスピーディーに捌きたい。船釣りするようになって魚種も匹数も増えて捌くスピードが求められるようになった。


とにかく「よく切れるゴッツイ出刃包丁を探している」まさにそんな欲張りな要望を満たす奇跡の1本が目の前にある。


その場はアレがなかったので名刺だけ頂いて機会があればとつつじを堪能したんですが、その後もずっとあの分厚い出刃包丁が気になる。。。。


ちょうど中古釣具屋さんが買い取りアップのキャンペーンやってたのでルアー整理したら予想以上になったのでそのまま包丁を買いに名刺に記載されている住所までGO。


やっとの想いで念願の出刃包丁を新調する機会に恵まれた。リールやロッドからするとお値段はややお安いのだが包丁だと考えると高いようにも感じる。貧乏性の表れなのかwクーラーボックスと同じだな。


長崎県の伝統工芸品に認定された大村・松原の鍛冶屋さんの包丁。理想の包丁に遂に巡りあってしまった。


波入り(多層)とか、波なしとか素人には見慣れない商品がズラリと並んでいたのですが、店員さんに教わりながら選んでみました。


波模様とは、芯となる鋼を多層の素材で挟み込んで作られた包丁に出る模様で、ダマスカス包丁は非常に人気がありますね。多層の刃は日本刀と同じ技法なんだとか。
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波なし→2万
波あり→2.5万~3万
波なし→3万


お値段の差は鋼の違いなんだそうだか、波が入ってなくても良い鋼が使われた包丁はお値段が高い。
見た目じゃわからない奥深き世界なのだ。


ここの鍛冶屋さんに出会う前はダマスカス包丁が欲しかったので、今回はダマスカスに憧れて「波入り」をチョイスしてみました。


波入りの刃でも、柄の部分を取り付け時にクラックが入ったらしくやや難ありだったのでお安くGETに成功!滅多に出ないアウトレット品でラッキーだったみたい。


柄に万が一不具合があったら持って来てくださいと言うことだったので、アフターもバッチリだったので気にせず即決。使っていたら大なり小なりその内、傷が入るのでお構い無し♪


切れ味試したかったけど、ずっと海が荒れてお魚釣りに行けない。行っても釣れなかった日が続いたけど、やっとのことでアラカブをゲット。あまりにもお魚とご縁がなかったのでスーパーで買おうかとも計画しましたよw


ヒラマサか真鯛の骨がゴツイ系のお魚が良かったけど贅沢は言えません。やっと釣れてくれたアラカブさんに感謝。
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うろこはどの包丁で落としても一緒ですが、鰓(エラ)と顎の部分を切り離すときにヨイショと叩き切るのが普通ですが、添えただけで筋がいつの間にか切れてる。。


出刃包丁の自重だけで切れてしまった。信じられない切れ味。ある意味危険すぎる


切れ味もさることながら、やっぱり刃の分厚さがこの出刃包丁の最大の特徴であり強みになってる。
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叔父から受け継いでいる出刃包丁も昔の鍛冶屋さん製だが用途が中型魚用なのか刃が薄い。同じ出刃でもまるで別物。


日本刀は砂鉄が原料ということで、日本刀作成の傍らに突貫で打って貰った包丁と聞いているので砂鉄で作られている可能性もありロマンを感じる。金槌で叩いた後が錆びとなって浮かび上がって来てる。波模様とはまた違った味が魅力の一本。
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これで青物はゴッツい方の包丁で捌いて、イカ、シーバス、アジなどは代々受け継ぐ出刃包丁で、と使い分けができます。


道具はゴルフや釣具の世界でも使い分けしてなんぼって良く言われますが、包丁も例外なく特性が顕著に出るので面白いですね。出刃には出刃の、柳には柳の良さがハッキリしています。


これだけゴッツイ出刃包丁でも冷凍ものを切ると刃が欠ける。冷凍ものには冷凍包丁という優れた包丁があるので本当にそのためだけに作られてきた感が男心をくすぐられるw


包丁としては非常に高価なものですが、一生使い続けられるのでそれ以上の価値があるように思います。切れ味抜群なのでお魚捌くのに楽して時短できる。


お魚捌く方は是非2本目の包丁はこだわりの1本を探してみるのも非常に面白いと思いますのでおススメです。


タイムリーなYahoo!news「和包丁が世界を魅了 NYシェフ7割が使用」。世界が欲する和包丁が身近にあるって素晴らしいですね。柳葉包丁をゲットするのが次の目標になりました。