扱い易いと太鼓判を押していた、16ストラディックC5000XGをショアジギとオフショアのSLJで2年間メインのスタメンで使い倒しておりましたが引退の時を迎えました。


上記の2記事は良く読んで頂いた人気記事で、今後出てくる新型機種のリールもより良い情報だ出せたらと思います。

16ストラディックC5000XGを2年間使い倒した感想と言うことで、この記事が本当の意味でのインプレ記事になると思いますが、第一印象とそんなに差はなかったように思います。

結論から言いますと「終始、優等生」の呼び名が似合う、今までなかった使い易さを実現したスピニングリールだった思います。

やや想定外だった部分も付け加えて16ストラディックC5000XGを書きなぶります。

ストラディックC5000XG 2年間手抜きメンテで凌いだけど、これと言った故障もなく非常に良い

遊漁船のような大きな船でも、1.5m以上の波高が出てくると移動中に波しぶきを被るのは普通の光景です。
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玄海灘からくるうねりを伴う波のしぶきを被りながらの航行が常です

「波しぶき対策」でスプールのデザインカット穴はテープで塞いでいたのですが、リーリング時に僅かにノイズ音がしておりました。鉄壁の防水技術「コアプロテクト」でもやはり、完璧な防水ではないので気を遣ってあげたいところですね。

波しぶき対策が未対策たっだら本体内部(メインベアリングとメインギア)がゴリゴリして、早い段階、例えば1年おきでメーカーのオーバーホールメンテが必要だったかも知れません。
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手持ちスピニングリールは、スプールのデザインカット部分は全てテープで塞いでおります

XGの精密ギアで無事に2年間も耐えてくれたので個体差はあると思われますが「アタリ球」の個体だったと思われます。

ラインローラーのベアリングは、工業用のグリスでベアリングを包むようにグリスアップを施して保護していたこともあって、ゴロゴロならずに最後までスコブル快調でした。残業漬けの日々でメンテする暇もなく過ごしていたのでコレはおススメのズボラメンテです。

4000番ボディとしては、根掛かり回避・早巻きの能力は優秀

SLJやスピニングタイラバが流行りだして、C5000と言う絶妙な番手を投入したシマノさんですが、4000ボディの早巻き能力としては十分な使い心地です。

水深が40m以上になってくると流石に6000HGが欲しくなってきますが、あくまで「ライトなタックルで色々出来るマルチなリール」の立ち位置なので、ガチのタックルを入れる前段階の食わせの要素を欲しい時にピッタリのリールでした。

買った当初に感じていた、ジグが着底してからのラインスラッグ処理の速さや、根掛かり回避のための早巻きでの立ち上がりの速さは、ジギングリールと同等でライン巻き取り量(ハンドル1回転で105㎝)は、SLJの快適さに直結して、根掛かりが多い岩礁帯ではC5000XGじゃないとイケない場面は多々ありました。

C5000が活躍するのは根掛かりが頻発するボトムの釣りで、根魚や真鯛を狙う時にボトムを切ってから「ゆっくりめの巻き+シャクリ」で海底から離さないイメージでアクションを入れてから再びボトムへ落としてリフト&フォールの繰り返しで狙う時がC5000XGが本領発揮しました。

ハイギアでは潮が速いところだったら、ラインスラッグの処理が遅れて根掛かりが連発のところを、C5000XGならたまに根掛かるけど、得意のハイスピード巻き取りにより1日通してSLJを楽しんでもロストがなかった日も結構あります。

16ストラディックC5000XGは魚が掛るとシンドイ

ジグが着底するやいなや釣れていると言った天国モードのショアからのSLJに何回か遭遇したのですが、60㎝位のシーバスが立て続けに釣れると想像以上にファイトする時の巻きの負担が凄かった経験をしました。

16ストラディックC5000XGのハンドル長が55㎜
ストラディックSWC5000XGのハンドル長は60㎜

僅かながらの「5㎜」の差なのですが、魚とのファイトを連発する時はSWの60㎜ハンドルじゃないと、とてもじゃないが腕パンになって「巻けない」ことが判明しました。筋肉ある方が羨ましい。

これは16ストラディックでの弱点として感じた点です。

もうひとつの弱点、ドラグ

キジハタを釣っていて、シイラのメーターサイズが掛ってしまい、咄嗟ではありますがファイトしたのですが、ある程度ドラグを絞めたところでドラグが効くゾーンが限られており、メーターサイズのシイラに主導権を握られて魚の制御が不能になりました。

見た目はジギングリールっぽいですが、やはりライトで色々な釣りが出来る「汎用カテゴリー」のリールなので、青物には不向きな点が挙げられます。

先日の釣行では16ストラディックC5000XGでヒラゴ、ヤズ、サワラが入れ食いしたのですが、4kgまでの青物までなら十分に楽しめます。が、5kg越えると制御不能に陥ると思われます。ドラグも19ストラディックで進化に期待したい点になります。
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2年間使ってみたまとめ

使い易さ、お手頃な価格面、耐久性、トータルで★の評価をすると、★4.0です。

お手頃な機種ですので、巻き取り力の面やドラグの強さはほどほどなのですが、5kgを超える良型の青物が掛らなければ、2万円でこれだけのパフォーマンスが出来るリールってないのではないでしょうか。

鯛ジギとロックショアの根魚遊び用のサブタックルに良く使うのですが、最近は120㎜程度の小さめプラグで表層をチェックするときに活躍しております。

何かと潰しが利くので、釣りに行く時は常に持ち歩いている1台になっています。

2万円弱でジギングリールに並ぶハイスピード巻き取り、遊びの要素でガチじゃないコンパクトボディ。

もう少し防水性能やドラグ、ギアがガッチリした本気度が高いリールが欲しい時は最高峰の「ステラ」「ツインパワーXD」や、扱い易い「サステイン」「強度は謎が残るがとても軽いヴァンキッシュ」、お手頃なSWシリーズ「ストラディックSW」もありますので、同じC5000番の中でも釣り人側としては選択肢も広くなってきております。

そこに来ての、19ストラディックの刷新でメーカー在庫もまったく追い付かない程に売れまくっている19ストラディックのC5000XG。C5000だけは店頭に出たら瞬殺状態が続いております。

2スト80馬力が壊れて、4ストに乗せ替えようと色々と調べてみた結果、YAMAHAの130馬力を乗せることになりました。

ヤマハ製の船で22ftに乗っているのだが、20年前のモデルでFRPが分厚く造られており、メカニックさん曰く最近の船より重いらしいのです。

なので、80馬力では4500回転は普通に回していたために燃費も良くないしパワー不足感もありました。

ならばと、次のエンジンは少し馬力をあげて4ストの90馬力以上を付けることを考えておりましたが、、、

90馬力の価格で比較

90馬力の価格表をメーカー別に抜き出したら。

ヤマハ 1,140,000~1,160,000(円)
スズキ 1,298,000~1,320,000
ホンダ 1,251,800~1,284,800

ヤマハがやや安いが100万越え。ちなみにヤマハは本体以外がオプションでの取り付けになるので、プラス10万は見ておいた方が良く価格差はないものとなる。乗せ替える前の船外機が新しめ4ストのヤマハ製ならキットの流用が出来るのでその分お得になる場合もある。

100馬力の価格比較では

ヤマハ 規格なし
スズキ 1,408,000~1,430,000
ホンダ 1,279,300~1,312,300

115馬力の価格比較では

ヤマハ 1,260,000~1,280,000
スズキ 1,518,000~1,540,000
ホンダ 1,647,800~1,669,800

私達がヤマハの130馬力を選んだ理由

ヤマハが若干安いがプラス10万と考えたら僅差。

それより、どこのメーカーも90馬力と115馬力がお値段的にそんなに変わらないと言う事実を見落としては後々パワー不足で後悔する羽目になるので、オーバースペックでも出来る限るデカいエンジンを搭載することに決めました。

なので、115馬力が乗せれるなら、同重量の130馬力にしておこうみたいなノリです。

115馬力と130馬力は「同ボディ」でキャブレターが違うみたいで、ほぼ同じ重量かつお値段も20万円差程度です。出力が84.6→95.6kwと数値で見るも良い感じにトルクアップ

価格面での妥協点

100馬力以内でしたら割引して100万ちょいで収まる感じですが、100馬力を超えてくると150万を見込むくらいの感覚になります。あとは交渉でどれだけ割り引いて貰えるかに期待。

なので、価格を抑えたい方は100馬力を境にチョイスする感じになってきます。

私は船外機の本体重量に拘ってヤマハに決めました。

船はクルマと違って、空気ではなく質量が大きな水を押して進んで行くために基本的に燃費が悪いんですね。

船自体も出来るだけ軽くなるように荷物は最低限で乗りたいと常に意識しています。

と言うことは、エンジン本体の重量も軽いに越したことは言うまでもなく、長い目でみた時にかかる燃料のコストは10~20kg違うだけで相当違って来そうな感じです。

115馬力のメーカー別におけるエンジン本体重量の比較をグラフにしてみました。

115馬力 メーカー別重量比較

ヤマハとスズキが僅差だが、ホンダだけ30kg~40kg近い差があります。

技術のホンダなのだが、重量差があるので今回はここで選定から外すことにしました。

残るはヤマハとスズキですが115馬力で出力が同じの84.6kw(MAX回転と思われる定格)

ヤマハとスズキが同等で、違う点を探してもとくに差がないので、デザインと値段でヤマハが25万円お値打ちでした♪

その25万円の差額分で115馬力→130馬力にレベルアップした感じになりますね。スズキを選んでいたならば100馬力だったと思います。

船外機買う時は金利が安い銀行の「マイカーローン」が使えます

船外機を買う時は銀行の「自動車ローン」が通る場合があります。漁師さんからするとクルマと同じ扱いですので。

  1. 自動車ローンは、お世話になる銀行のネットか窓口で申し込み。
  2. ローンの審査(信用調査)
  3. 審査が通ったら、収入の実績確認(給料明細や取引銀行の履歴)
  4. 見積もり書を持っていく。メカニックさんの振込み用の銀行口座を用意しておくと二度手間が減る
  5. 見積もり書の金額が了承されたら最終確認で窓口来行。
  6. 一時、自分の口座に金額が振り込まれるが自動でメカニックさんへ送金される
クルマを銀行のローンで通した時は3回は来行した記憶があります。給料明細とクルマ屋さんの名義と口座番号を常備していれば事がスムーズに運んだ記憶があります。

オートローンでは金利が1.6%~1.8%程度で借入ましたので、利子はほぼほぼ付いていませんでした。

あと、額が額なのでマネーロンダリングの疑いが掛けられる場合がございますが我慢してくださいw

今回はメカニックさんのローンで通した

クルマの払いで銀行のローンを通していたので、2重のマイカーローンは無理だろうとメカニックさんが取引しているローン会社を使いました。

銀行のフリーローンだったら16%とか高い利子を取られるので覚悟しておりましたが、なんと利子は5%程度。新車成約時の利子とあんまり変わらないと言うことで即決。160万で利子8万程度。

思っていたより利子が安かったのでコレは嬉しい。

と、ここまで赤裸々に金額の話をするブロガーさんっていないよねw

まとめ

船外機は90馬力でも結構なお値段だが、115馬力を超えると意外にもお値段差が縮まることも。単に小さな船外機は高額な設定になっています。船外機がデカくなると1馬力1万と言われております。

ホンダは本体重量が重い。燃費面で一概には言えないが他メーカーと本体重量が30kg~40kgは相当な差と言える。

ヤマハは一式を一回取り付けると、スロットルやメーター等のオプションが後に流用出来るのでヤマハを2台目買う時にお安くなる可能性があります。

22ftの船に130馬力を付けたら「デカ過ぎらんね~」と何人かの方に言われたけど、馬力制限もなく臨時検査が通りましたので規定内でした。エンジンを交換した時に受ける臨時検査は5600円掛かります。

80馬力だった時はパワー不足で外海に出たら、スピードも遅いし燃料も1回1万円分は使ってましたね。それが、130馬力のヤマハ4ストになってからというもの、外海までにかかる所要時間は半分ほどで到着し、燃費は荒れた外海を走って1日で40Lほどになりました。エンジンがデカいと楽ですね。

燃料を補給する気掛かりも減って、外海までのアクセスも早くなったので、帰港する時間も短縮出来て、仕事はじめの月曜日に来る疲れが幾分かは楽になりましたね。

ヤマハの130馬力のショートのLタイプが付いているのですが、エンジンが壊れているために港から曳こうして貰い、陸揚げ、船外機の換装して、計器やら燃料タンクにフィルター等のオプション交換をして130馬力でトータル160万円。

115馬力だったら20万円安の140万くらいかなと予想出来ます。メカニックさんによって10万~20万円は差が出てくると思いますので参考までに。

ちなみに、トーハツのエンジンは消防や自衛隊が2019年豪雨被害の救出時の映像で観られた方も多いと思います。

一発始動の安心と信頼のトーハツのエンジンも捨てがたかったのですが、整備のメカニックさん側で取引がなかったということで今回は選定から外しておりました。

まだ慣らし運転中なのですが、快適過ぎて毎週乗っております。

慣らし運転の記事はコチラ

お盆に2ストエンジンのシャフトがボッキリ折れてからと言うもの、エンジンが完全に破損してからはオフショアに行けずにいましたが、遂に4ストのエンジンに入れ替えが完了した。

来年に予定していたエンジン入れ替えの予定を前倒しで計画を勧めたら、お財布がスッカラカンになってしまったが、どのみち換えるのなら早かれ遅かれと同じと言うことでサクっと手続き。

船外機入れ替えの詳細は後日別記しますので興味がある方は是非。

慣らし運転しながら玄海灘の入口へ

YAMAHAさんの取説には「新しい船外機は、摺動部品が均等に摩耗するように、10時間程度の「慣らし運転」を行う必要があります。」と記載されておりますので、船外機の慣らし運転はしっかりやっておきたいですね。

「長時間のアイドリングを避け、高い波や船舶が集中した水域を避けるようにしてください。」との記載もありました。

F115・FL115・F130Aの慣らし運転は
  1. 最初の1時間は最大で2000rpm/minが1時間程度
  2. ボートを滑走させるために必要な速度までエンジンの回転数を上げる。但し全開はNG。次に滑走状態を維持しながらスロットルを戻す
  3. 任意の速度で回転させて航行しますが、一度に5分以上スロットルを全開の状態で走らせる
メカニックさん曰く、ホンダさんのエンジンは慣らし運転が詳細に決められているそうですが、ヤマハさんのエンジンの慣らし運転は簡単なんだそうです。

慣らし運転ついでに玄海灘へ行ってみた

まずは進水式の日に2000回転の慣らし運転を行いましたが、私は用事があったので2000回転の慣らし運転には乗船できず。
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2度目の慣らし運転は4000回転前後でロングランドライブの慣らし運転をやって来ました。
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2スト80馬力の時代は、とある島の横に来たら必ず20Lを給油しておりましたが、オイルゲージを確認するもガソリンが全然減っていなかったのでそのままスルー。

またしばらく走って島影に着くもガソリンが全然減っていない!素晴らしい!

四駆からプリウスに乗り換えた時の燃費の圧倒的違いで、頭がクラクラ来た時と同じ感動をもう一度味わっている感じです。

外海まで来たのでジグを落とすと・・・・
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職人アジィーさんがイサキ!

兄貴がヒラゴをメガラッシュしてからのサワラ

私はペンペンとネリゴ

1万匹以上は居たペンペンを追っかけてヒラスのデカいのが水面をウロウロしていたのだが、ダイビングペンシル食ってくれなかった。

7時に出船して13時頃に1回目の給油

出港からずっとエンジンはかけっぱなしで、鳥山を追っかけたり瀬を移動したりしていましたが、6時間でやっと20Lを使い切りました。2ストの頃なら60L近くは既に焚いてなくなっていますw

80馬力→130馬力なので倍は燃費が掛りそうですが、逆に2倍以上も燃費が伸びています。

慣らし運転なので控えめではありますが、24ノットは速度が出ていたので十分ですね。

秋は船に乗る機会が増えるので、燃費が良い分でひと月の払い分は完全にペイ出来きそうです。

夕方に帰港して丸一日遊びましたが、おおよそ30L弱で楽しく過ごせました。

まとめ

慣らし運転中は面倒かもしれませんが、摺動部品の摩耗を均等にするためスピードは出せず我慢が必要です。

クルマもそうですが慣らし運転でエンジンから鉄粉の粕が出るので、オイルが馴染む20時間以上から50時間の間で一回エンジンオイル交換とエレメント交換が必要になってきます。

私は30~40時間くらいになったら早めに一回目のオイル交換をしようと思っております。

オイルが馴染む50時間くらいがイイってメカニックさんが仰ってましたが10時間そこそこの今にでもオイル交換をしたい気分です。

慣らし運転でのエンジンオイル交換が無事に終わると、100H毎のエンジンオイル交換のサイクルになります。


参考資料 ヤマハ取扱い説明書PDF https://www2.yamaha-motor.co.jp/Manual/Me/

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